昭和のキャバレーで



オジィはオバァを引っ掛けた








オバァはししゃものシングルで


オカァとおばちゃんを抱えて生きていた














籍も入れぬままオジィはオバァん家に通い













車買ってやるからあそこの娘とは別れろって十代のオカァが捨てられた時

ウチの娘キズ物にしやがっててめぇんとこのドラ息子細切れにするから

ちょっと出せってオジィが向こうの家の玄関蹴り倒して
















そん時初めてオカァはオジィをオトゥと思ったんだってさ









紀元前の話だな











京都のサテンで引っ掛けられて



オカァは俺を産んだ



ついでに弟を産んだ













フィリピーナに負ける

八年前の話

前世紀の話
























中二の頃に会って欲しい人が居るって

オカァが俺等に言った時

俺等は正直ワクワクしたんだぜ？


















なのに





















酒にひたって

働きもせず

随分がっかりさせてくれたじゃねぇの

えぇ？おい？















オヤジよ？






















聞いてんのか？こら

呑めおら
















てめぇぶっ殺すぞ今なら俺未成年だから２〜３年で済むぞって
あん時オヤジ真剣にブルってたよな？
































ライク・ア・ローリングストーン
レット・イットビー



























何やそれ？又このアホ訳分からん事言い出したって

やかましわ

歌や歌

お前のよう歌わん外国の歌や


























オジィとオヤジと俺で

今何時？

２時？

うげ

明日俺仕事やのに
















せやけどおもろいな

俺等みんな一滴も血つながってないで


















ほんまや












ほんまやな




























傑作や
















せやけどな、、














って灰！灰落ちるぞ！