バブルズ
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抱きしめた彼女が
いいにおい
もったいなくって
息吸いっぱなしで
胸がぷかぷか膨らんだ

苦しいのだ
彼女がここにいるから
悲しいのだ
嗅覚の記憶は

抱きしめた彼女が
話しかける
息を吸い続けて
黙ったままのわたしと
まだぷかぷか浮いています

いい天気ね
太陽に届きそう

彼女にキスしたら
からだから力が抜けて
ためいきが止まらない
わたしの胸はからっぽになって
彼女がぷかぷか膨らんで、はじけた

苦しいのだ
彼女がここにいるから
悲しいのだ
嗅覚の記憶は






自由詩 バブルズ Copyright ________ 2010-05-18 01:05:48
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