声は誰のものだったのだ
板谷みきょう

だいじょうぶ まだまだ いける

やわらかに しみこみ
やわらかに とけゆく

これでも いい もっと もっと
それでも いい だいじょうぶ 

だいじょうぶ

はるの ほんのすこし そとがわで
ひつじかいたちが ないています

これでも いい もっと もっと
それでも いい だいじょうぶ

はるのほとりで
うたっていた したいは 
わたし でしょう

もういいよ わかってる
わかってる


自由詩 声は誰のものだったのだ Copyright 板谷みきょう 2010-05-17 23:19:03
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