透明の柱 
服部 剛

黒い布が二本 
電信柱に結ばれて 
風にひらひら泳いでる 

長い夜を越えて 
透き通った柱に掴まった 
僕等の姿のようだ 

あの柱には 
きっと 
僕等のいのちを生かす 
ほんとうの電気がかよっている 








自由詩 透明の柱  Copyright 服部 剛 2010-05-11 23:28:48
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