それぞれに交差する よっつのひとみ そのやわらかな表面は 甘いのだろうか それとも潮の 見詰めれば 卵黄を飲み込むように 喉を滑らかに落ちてゆく 嗚呼 同化できないと感じるほど 無性に欲しくなる 寄り添うのでなく 取り込もうとする それが叶えば また独りになることも 知っているのに (どうしてこんなにも似ていて別々なの)(僕たちは