(この花は棘があります) 闇雲に鼓膜をMichaelで埋め立てていく 紫と呼ばれる花の色さえも 赤い絵の具で描こうとしてた 思い出があるとしたならその中で 笑っていたのはわたしじゃないです 赦せないことなどないとそれだけを 教えてくれた夏にさよなら 思い出すことの全てを塗り潰し それでも右目で捜した微熱 夕焼けを見馴れた奥が痛むのは 咲こうと伸びる種のせいです。 この町に今日もアザミが咲いたから 熟れた胸だけ抱いて歩こう