畳の夢
番田 

内容のない言葉を作らさられた。けれどこんな風にして一日中、時間に引っかかるようにしている俺は、古びれた街に向かって歩こう。声を交わしたすべての人の古風な言葉に流れを任せている。立ちつくさせられた土地を流されていく木々の流れもあることだろう。僕はどこだ…そうして土地を感じているスクリーンだった。怒る男の女に対して放たれた罵声などなく、何の革命ができるのか…君たちは東京の人間どもに悪魔のささやきしか見させられたことしかない…そう、私たちに明日はなかった。業務上の過失を外注相手になすりつけようとている。一銭すら手放すことのない失敗よ。そんなものだ。経済なんて演劇なのかもしれない。



自由詩 畳の夢 Copyright 番田  2010-05-01 02:38:54
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