くだらない詩のはなし
メチターチェリ
ぼくがくだらない詩のはなしをしているとき
となりで聞くふりをしながら爪を噛んでいる
意地きたないからやめなさい とはいわない
ぼく自身はなしのくだらなさを知ってはいるので
沈黙を作らないための努力
それでもたまに 話し相手が加われば熱くなったりもする
テーブル越し 拾ってきたことばの数々
ちぎっては投げ ちぎっては投げ合う
決闘の嗜みを忘れないぼくらを尻目に
きみはサラダにのせたクルトンをつつきながら
ミクシィの更新について考えていたりするのである
あと二人マイミクが増えれば新しい動物が飼える などと
今日はカレとカレのトモダチとご飯を食べにいきましたぁ☆☆☆
2人とも詩を書いてるんだよぉ!!(」゚ロ゚)」すごおぉ(。ロ。)おぉΣ(゚ロ゚」)」おぉ「(。ロ。「)おぉ
でもワタシ放置してムズカシイはなしばっかり。。。ρ(-ω- ) ショボーン
ねぇ!ワタシのことも構ってよ!!(〃*`Д´)ムキー
маナニ了Uナニ
ぼくがくだらない詩のはなしをしているとき
きみのうなじが居心地悪そうにかしげている
何をやっているのだろうと手元を見てみると
やりかけたマフラーの網目を数えているのだ
意外と古風な描写じゃないか
それでもやはり 話し相手が加われば冷たくなったりもする
テーブル一杯 並べられた素材の数々
イカときのこの和風スパゲティよりは
プラリネショコラの方が詩的であろうか
きみはアイスティーのストローをくわえながら
“檸檬“”ポーションとナプキンに書きこんでみる
あと一人マイミクが増えれば新しい漢字問題に挑めるのだ
今日もカレとカレのトモダチとご飯を食べにいきましたぁ♡♡♡♡♡
やっぱり2人ともことば遊びにムチュー(#`-_ゝ-)ピキ
ワタシは居なくてもいいのかなぁ。。。(pдq`。)ワーン
なんかチョット自信なくなっちゃうょねВаКаТин...¢(-∀・○)
маナニ了Uナニ
となりでくだらない詩を作っている
きみは聞こえないふりをして漫画を読んでいる
表紙を彩る淡いタッチの海岸 紡木たくの名前に
否応なく豊かな詩性を認めてしまったので
きみにこれ以上詩のはなしをするのはよそうと思う
それでももちろん 作ることを止めたわけではなく
くだらない詩でもいつか活字にしたいと無邪気に考えている
その時きみはとなりにいるのだろうか
窓から漏れ聞こえる巷の声を
切ったり張ったり ペーストしたり
渦巻き乱れることばの世界で きみも彼らも
何はともあれ自由と平和を享受しているのであった