決意の朝
朧月

あなたには障害といわれるものがあって
そのことで私はあなたを見るとき
少しの躊躇を憶えるけれど

あきらめない

わすれない

そうあなたが書いた決意が
しろい紙にかいてはってあった

私はあなたのその決意の
しろい部分に目をやって
しろい部分が愛おしくて

同じような朝に
いつもと同じ顔で

おはようというのでした
朝だよというのでした

いい天気ね とあなたがいうから

窓をあけて
花粉なんかも一緒くたに
風をいれてみようと思うのです
みんなはいればいいと思うのです



自由詩 決意の朝 Copyright 朧月 2010-04-19 10:03:46
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