夜の流れ
吉岡ペペロ
日常はつづいてゆく
どれだけ愛しあっても
どれだけ傷つけあっても
そこに生産性をなにもさがせなくても
日常とはなんなのだろう
それは幸せに繋がっているのだろうか
倫理からはずれていたとしても
社会制度のうちにあったとしても
きみが死んでしまっても
ぼくが死んでしまっても
きみと環七を見つめていた
きみもきみの言語でそんなことを考えていたのではないか
夜の流れを見つめながら
きみもそんなことを考えていたのではないか
携帯写真+詩
夜の流れ
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吉岡ペペロ
2010-04-15 12:41:01