昨日をさらっていくよ
粉末
懐かしい友人が会いにきた
数年間の経験と知識を持って
新しい海を渡ってきた
昔話も苦いことばかりなのに
どうしようもない俺に会いにきた
姿勢のいい奴はよくしゃべる気がする
知らない言葉に聞こえることがある
ウィキペディアがないと厳しい
軽口を叩いてうやむやにしても
搾り出せる話題は数少ない
友人の広い海にあてられて
自分のことを思うにしても
ゴミなのかよくわからないものが打ち上げられた
波打ち際だ
汚れた波はすぐに砕けて消えてしまう
お前の海に続いてるのならいいな
恥ずかしいことを考えている
砂浜にまかれた点だ吹けば消えてしまう点
この先会うかなんてもうわからない
アルコールが浸みていく
何年与えても強くならないと気づく毎度のこと
今日こそは持ちこたえられる予感も毎度のこと
帰り道で迷惑をかけている
同じ日が前にあったな