静寂やら混沌やら
ヨルノテガム
阿呆が口をあけてひと言「お豆まめまめ
泣けてくる ああ 涙なみだの足の裏」
大きい立派な屁をこいて鼻くそ耳くそほ
じって湯冷め、うんとこどっこい坂道を
声を出して駆け降りてしばらく呑気な日
は流れ 阿呆が元気のしょうこの証左に
うるさいくらい晴れていた ピ―カン。
針に糸を通すと歯の奥ムズ痒く鉄を噛む
よなこころ持ち 綺麗なオンナが清楚で
若くてソフトクリームをナメ子ちゃん。
右手を縛り上げると瞳いっぱい涙の雫が
転がり落ちて アイアム うさぎちゃん
です。と赤い目をして鼻垂れた とめど
ない鼻水が川のせせらぎへ合流し、オン
ナは北アルプスを山登る、にわか登山家
となる 頑丈な肉体へと日に日に強度を
増し快活に朗らかにヤッホー 女の眉は
凛々しくフッサフサの心優しい深緑の春
であった
子ヤギにペーターと名付ける 乳搾りし
て牛乳風呂へ飛び込む 湯船から立ちの
ぼってきたのは超合金ばあさんであった
年月歳月をすっ飛ばした未来型ロケッツ
ばあさん1号が湯の中から金星木星天王
星へと出発探索飛び立った 日本の未来
を託されつつ見送る種子島の夜は深い・
・・・・・・・・ってココ南の島なの?
つってのつって自然は大いに繁殖し曲線
に曲線を重ねた猥雑な隠れ家であった
森は息をし
密林は異種へと交わり
木々はまるで怪獣の腕足であり
今にも脈打ち根元から極大のジャガイモ
がコンニチワする勢いであった
空腹が森を踊らせる
(ナメ子ちゃんと一発ヤリたい)
そんな最後から2番目のつぶやきが聞こ
えたかどうかはわからないが 地に倒れ
目を閉じたところから ウラララララ―
と異国の原住民がやってくるオッパイ丸
出しの日に焼けたソフトクリームナメ子
そっくりのアフリカンで勇敢な女が覗き
込んで声をかけてくる 助かった・・。
と感じながら頑強な女の肩を借り食欲を
満たしてくれる集落へと向かった・・・
このはなしは「つづく」かなくてもイイ
と想った
「お豆まめまめマーメマメ!」
足の裏が私より先に旅してくるの