回想
こころゆくまま

上京してまもない
夏のあるひ
一夜を共にした男性に
マルボロに火をつけたとき
背中でポツリと言われた

付き合う?

うれしかったのに
あぁ、その気なかったのかとその時気がついて

黙り込んであげた。


すると彼は


いや、何でもない、忘れて。


さっさと服を来て、彼の家を出てったけど、迷子になった。


たしか小平。


自殺とかばっかり考えてたわたしにはたいした事じゃなかった。


ただいつもより
タバコの煙は目にしみた。



自由詩 回想 Copyright こころゆくまま 2010-04-10 02:45:11
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