佇む
nonya
目で探りながら
手で解ったふりをする
口で汚しておいて
肩で諦め切れない
そんな浅はかで気紛れな
自分の中の振り子を
ひとときだけ止めて
佇んでみたけれど
森の深い呼吸が
耳の後ろをくすぐるから
水溜りみたいに情けなく
微笑んでしまった
僕は風景になんて
なれっこない
携帯写真+詩
佇む
Copyright
nonya
2010-04-05 19:57:01