なんにもないとおもっていたあのころが いちばん うしなうことをこわがっていた わたしの手に だれかが触れる 小さなやらかい繋がりが ほしがればほしがるほどとおくなる もとめていることを知られたら それはもうえいえんにもらえないんだって なんだかそんなことを考えて いつもあるいていた夕暮れに 赤すぎる空はわたしの たったひとつの憧憬でした