nonya




三角耳を
クルルと回して
素知らぬ顔

肉球で
ソロロと歩んで
知らぬ間に

高い所から睨んで
狭い所に詰まって
暗い所を走って
温い所で蕩ける

甘えたい時にだけ
フワワと膝の上

嫌な事すべてに
カリリと爪を立てる

勝手
気儘
何処吹く風

それでも
だらしなく
目尻を下げてしまう

しなやかな尻尾の
自己チュー




携帯写真+詩Copyright nonya 2010-03-29 20:23:01
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