猫をさわると毛が抜けるのはなぜか
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【内容まとめ】
 2人でするあそび。1人が、動物の毛が抜ける理由を聞く。もう1人がそれに答えて理由をいう。

(例1) A「猫をさわると毛が抜けるのはなぜかな」
    B「毛を抜かずとどめるだけの意思がないから」

 質問の奇妙さと、答えの奇妙さを合わせて競う。より気の利いた答えをしたほうが勝ち。できるなら第3者を審判として参加させるのが望ましい。それができないなら、お互いに相手の答えを評価しあう。
 ただし、質問の中に、動物をさわるか、さわらないかについての言及がなければならない。

【着眼点】
 じゃんけん、しりとりなど、何もなくてもできるあそびの一種として自ら考案したのがこの、「毛が抜けるのはなぜか」。
 ただし、しりとりなどは、世の中に広く通じる性質を持っているが、このあそびはそのような性質を持ちそうも無い。
 まず、勝ち負けがはっきりしない。また、なぜ毛が抜けるという場面を考え出して質問し、それに答えなければならないか、多くの人に奇異の念を抱かせる。さらに、気の利いた質問と答えを考えるのが難しい。

 このあそびは、まだ1回しか試していない。その1回はこうだった。

(例2) A「豚をさわっても毛が抜けないのはなぜかな」
    B「他人にやしなわれて苦労を知らないから」

【講評】
 Aの質問に、大して意表をつく点はない。対してBの回答は、Aへの答えとしては意表を突いており、評価できる。Bの勝ち。

 と、このようにあそぶ。
 ほかに2つ質問を考えてみたが、まだ回答を得てはいない。

(例3) A「犬をさわらなくても毛が抜けるのはなぜかな」

(例4) A「羊をさわっても毛が抜けず、敢えてバリカンで刈らなければならないのはなぜかな」


自由詩 猫をさわると毛が抜けるのはなぜか Copyright a 2010-03-23 19:00:25
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