I never dance
within

少年は向かい風に負けず
自転車を漕ぐ
徒労とは思わず
ひたすら前に進む

そんな彼も吐くことを覚えた
空腹に身をよじりながら耐え
むさぼった
それでも痩せほそる身体を
重く感じながら
踏まなくてもいい影を踏んだ
解釈することを始めてしまった

 踊り続けるよ
 言葉で踊り続けるよ

 十六歳の頃、僕が

 I never dance.

 と言ったとき、笑った同級生の娘たちには
 伝わらなかった僕の思い

 僕は言葉で踊り続けている


踏み出すことの何かしらの誘惑と
気付かずに 真っ青な月に
身を投じた

 I never dance,but I will keep dancing.


自由詩 I never dance Copyright within 2010-03-20 17:29:48
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