甘えきった発言をする遊び
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3人でする遊び。甘えきった発言をする人間と、それを糾弾する人間、また第三者的視点から一連のやり取りを審判する人間の、3つの立場に分かれて別れて遊ぶ。
まず、甘えきった発言をする側が、「一日10時間寝ないとやる気が出ない」、「自分の好きなことしかしたくない」、「上司に指示を受けず自分の思うとおりにやりたい」など、世間一般の常識からして許されず、甘えきった台詞を考えていう。
すると、糾弾する側が、その発言を執拗に非難する。「その程度では世の中でやっていけない」、「甘えるのもいい加減にしろ」など。その一連のやりとりをもって1ゲームとする。
甘えきった発言をする側は、より甘えた、世間一般の常識からして許されない言葉をいえばいうほど高い得点を得られる。また、糾弾する側は、相手の人格を否定した言葉をいえばいうほど高い得点を得る。
得点は審判が公平な視点から判断する。ある程度の回数をこなして、大体の評価基準を作ることがこの遊びをスムーズにする。
この遊びの面白みは、立場ごとに異なる。甘えきった発言をする側は、非社会的な、許されない言葉を口にすることによって、禁忌に違反する楽しさが得られる。また、糾弾する側は、相手を非難する役割を演じることによって、自分が偉くなったように思え、楽しさが得られる。また、審判者は、異様なやり取りを目撃する楽しさを得られ、三方まるく収まる。