森の猫

いつからだろう
あたしの中の蛇が
どんどん大きくなりだしたのは

あたしの最近の奇行
はじけっぷり

何か 内なるものが
爆発するような
高揚感・・・

自分で自分を抑えることができない

子供のころ
家の片づけをしていたら
外の小川の近くの箱の下

大きな蛇がとぐろを巻いていた
異様に大きく見えた
あの姿が目に蘇る

品行方正に育った抑圧感が
人生も半分を過ぎようとする
この時になって
影響しているものと思っていた


蛇だ
あたしの中の蛇が
今にも
口を開けて

あたし全部を飲み込もうとしている


自由詩Copyright 森の猫 2010-03-15 11:00:25
notebook Home