夜夜
捨て彦
うん。ほやから、アホなんやろーなって思うもん、自分で。なんてゆーかな、何回こういうことやっても凝りへんってゆうか。・・・凝りへんのとはちょっとちゃうな。なんやろ。期待してるんかな、なんか。何に期待してるってゆわれても、よう分からんけど。なんか、もしかしたら、今の自分の生活が変わるんとちゃうかとか、なんかもっと面白いことが起きるかもしれへん、とか。実は、まだ自分の知らへん、すごい世界がこの向こうにあるんちゃうか、とかね。どっかでそんな事考えてる気がする。うん、そうそう。ほやけどなんかなー。割りと今までもいろんな事してみたけど、どれも普通やってんなー。なんか、あー、そんなもんかって感じ。いっつもそうや。どれも終わってみたら、大したことなかってんなぁ。期待しすぎてんのかな、あたし。期待が大きすぎたら、後々シツボーもおッきいよね。分かってんねんけどさ。それでも、期待してまうねんなぁ。なんやろ、うん。やっぱアホなんやわアタシ!・え?・・・・なんでやねん(笑)なんでアタシとアンタが付き合う話になるんよ(笑)・・・ハハハ!・・何ぃ。なんかアンタの同情ひいた?フフ・・。・・なんでーよ!あたしら今日会ぉたばっかりやん!・・・・イヤやわー。・・えー?うふッ。ちょッとォ、アタシの気持ち分かるとかやめてー(笑)カラダくっつけただけで情移ったんかいな。あのね、なんでアタシがあんたにこんな話してる思てんの?・・・・・分からへんのや(笑)アンタもアホやなー。だって、アンタ赤の他人やねんもん。ふふふ。いや、だって、あんた知らん人やん、アタシにとって。知ってる人にはこんな話ようせんわ(笑)イヤやー。こんな妄想みたいな話、友達とか自分の男とかにはしたないわー。うん。ええねん、ほやからアンタには。・・うふ、冷たい(笑)?だってしゃーないやん。てか、しかもアタシの好みは全然ちゃいますからね、アンタみたいな男とは。・・・・えー、。うん。えーっとなぁ、アタシの好みはなぁ・・・。えーっと、アタシと正反対の性格のヤツ。どんなんって、うーん。例えばなぁ・・・・こんな、アタシみたいなしょうもないこと考えへんヤツ。体育会系のオトコかな。・・・。あ!そうそう、「暗い暗いと言う前に、進んで明かりをつけましょう!」みたいなのを地で行ってるオトコ!・・・・そうそう!そんなヤツ。まぁアンタと真反対なヤツやな。あ、ゴメン、じーっとアンタ観察してもうたわ(笑)そういうわけで、痩せっぽちの男はお断りさせて頂きます(笑)うふ。・・てかアンタ、ほんまはアタシが可愛いからって理由なだけやろ?そりゃ、アタシ結構可愛いほうやと思いますからね。うふ。自分でゆうのもなんやけど!そりゃ、こうやって会ぅてたら、いろんな男が付き合ってゆうて、寄ってきますがな。・・・・ウルサイ!アンタもあたしのこと可愛い思てるくせに。ホラ、ゆえ!アタシのこと可愛い思てるやろ。えぇー。こら!可愛いってゆえ(笑)・・・・・・アハハ。そうそう、正直にゆうたらええんや(笑)・・・てか、アタシら結構思考回路似てるよな。似てるよ、なんか。だってそうゆーのってなんか喋ってたら分かるやん。・・・うん。そうそう。ほやから尚のことイヤやわ。いや何がって、ほやから、アンタと付き合うの。だって、お互いのこと分かりすぎるってのが一番イヤじゃない?おんなじ性格の人間がくっついたって、あんまりええことないで。うん、そういうモンなんです。えー。基本やろ、そんなこと。あんたもよう覚えときや。逆の性格の相手探すんが、彼女探しの基本なんやで。うんうん。そうゆうわけで、残念でした。アタシと付き合うのは諦めて下さい。まぁ、そうやなー、たまーに遊んであげてもええけどね。アンタ他のヤツよりは面倒クサないし。・・・・・。ホラ、アタシが遊んだるゆうてんねんから、もうちょっと喜べよ(笑)・・・うんええよ。ほなたまーに遊ぼうな。アンタとはこの辺が丁度良い距離かなぁ。