ブティック
小川 葉
母さんに
ブティックを
プレゼントしてあげたい
もう街にいかなくていい
大好きな洋服が
売るほどあるのだから
試着室で
好きなだけ
試着することができる
しばらくすると
飽きてしまったのか
少女が
ブティックを出ていく
母さんが
母さんのいるところへ
昔の服のまま
自由詩
ブティック
Copyright
小川 葉
2010-03-09 08:24:52
縦