Serve The Servant
寒雪



十代の憂鬱は倦怠を呼び起こし
おれに苦行を強いた
時がすべてを解決するはずなのに
おれは今でも退屈してる
呪詛の言葉を唱え頭を振り乱す
おまえは悪魔か堕天使か
目撃者はその存在理由を許されない


おまえの鋭利な睥睨が
破片となって心臓を貫く
凝視する鏡面の奥に
真実を隠蔽し微笑を漏らす
おれは怠惰な生物なのか
硬直した物欲し竿を摩擦させても
手元には疲労感だけが残される


従者のように奉仕せよ
もはやおれは傀儡にすぎない
嫌悪感の充満した
摩訶不思議な物語はもうおしまいなのさ


自由詩 Serve The Servant Copyright 寒雪 2010-03-06 21:00:16
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