ぼくたちの言葉がどんどん無くなって 今は「あいたい」、それしか言えない。 いつだって当たり前に感じてた きみのからだが傍にあること 右肩に名前を書いても良いですか? 七割本気で訊いていたのに 東京(とかい)から帰ってベッドに倒れ込み きみの匂いにひとり泣いた。 不確かな明日を信じるのは馬鹿で、それでもぼくはきみにあいたい。 ぼくたちはおんなじ空の下にいて そういうことでは満ちないこども ちょうどいい距離感なんてわからない だから行くなよ、傍にいてよ