ZOO
あぐり




夢をみた 睫毛の先にころがる雨を、桃色キリンがぺろりと舐めてた


ぼくきっと、みんなに愛してほしいです。だから眠るの。 青いパンダ


いつだって誰かを睨んでいなければ、ほんとの孤独に気付いてしまう


イグアナの瞳の中の三日月が 刺した小指を舐めている夜


今日もまた 誰かが傍でないていて そんな世界でいきてる彼等


シロクマがぎゅっと氷、抱いてるのって たぶん祈りなんだ、そんな気がする


きみたちがみている世界をさかさまに 見たらなんだか楽かもしれない


諦めと夢が漂うこの場所を 王国にして 目を瞑ろうよ。














短歌 ZOO Copyright あぐり 2010-02-27 19:47:41
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