ZOO
あぐり
夢をみた 睫毛の先にころがる雨を、桃色キリンがぺろりと舐めてた
ぼくきっと、みんなに愛してほしいです。だから眠るの。 青いパンダ
いつだって誰かを睨んでいなければ、ほんとの孤独に気付いてしまう
イグアナの瞳の中の三日月が 刺した小指を舐めている夜
今日もまた 誰かが傍でないていて そんな世界でいきてる彼等
シロクマがぎゅっと氷、抱いてるのって たぶん祈りなんだ、そんな気がする
きみたちがみている世界をさかさまに 見たらなんだか楽かもしれない
諦めと夢が漂うこの場所を 王国にして 目を瞑ろうよ。