秋
たもつ
三番線に十両編成の
パフェが到着した
中から降りてくる人たちはみな
クリームまみれ
母親に手を引かれた幼い男の子が
頭にフルーツをのっけて
昨日からだよね、昨日からだよね、と
同じ質問を繰り返している
そのことばかり気になって
仕方がないのだ
自由詩
秋
Copyright
たもつ
2004-09-29 08:54:26