水素の散歩
uwyeda

01
軽そうな奴だと言われるが、意外と燃え上がるような恋をするのだ。

02
今日は水が澄んでいるので、川底のゴミまでよく見える。

03
私と兎とハムスターは食事中にあまり水を飲まないことで知られているが、その背景にある思想信条は全く異なっている。

04
私は長い間フリーの原子だったが、このたび人間に再就職することになった。

05
ひだまりが好きだ、と言ってしまうことが私はまだ少し恥ずかしい。


自由詩 水素の散歩 Copyright uwyeda 2010-02-24 02:52:27
notebook Home