MIDNIGHT
寒雪



真夜中が
ずっと
かたくなに守り続けた
ぼくの有刺鉄線を
溶かしてしまった


だからって
泣いたりするもんか!!


剥き出しにされた
ぼくという存在
空気に触れただけで
あっけなく悲鳴をあげる


それでも
泣いたりするもんか!!


自由詩 MIDNIGHT Copyright 寒雪 2010-02-16 08:49:07
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