平穏な昼下がり
闘争を負えたテーブル
負債ばかりの椅子
そこでたくさんの言葉を殺しながら
僕は君と話をしている
少なからず感じる違和感は
きっとそれらが重さを持って死んでいくから
どう転んだって消えてくだけの平和な金の話でさえ
しっかり死なないとうまくいかない
そうやってまた僕たちはたくさんの言葉を殺していくのだろう
今晩の献立について
最近の政治について
贔屓にしてるチームについて
明日の天気について
子供について
近所付き合いについて
直面する課題について
あてもない未来について
そんな人を破裂させるようなものごと全てをもって





「そういえばだけどさ」と僕は言う「君には何て言ったっけ？」