やはり命か
吉岡ペペロ

ピンクと灰色とブルーが混じり合って

あたりがもうすみれ色になっていた

春にちかい風が吹いた

LEDほどのつめたさが鼻を撫でた

きょうの天気がなんであったのか

わからなくなる時間帯だ

夜が溶けてゆく

メールでは言葉を

電話では声を

星座ではたましいを交わした

逢えばなにを交わすのだろう

言葉でも声でもたましいでもなくて

やはり命ということになるのか





自由詩 やはり命か Copyright 吉岡ペペロ 2010-02-08 19:16:38
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