ラップトップボイスヴァーサ
あすくれかおす
ひとりでもつづけよう
体温になついている匂い
いま/きみ/とりどりのきみどりのなか
閉じているきみの内側が
きみだけのものにならないでほしい
黙っ/たままのミルク
さきぼそりしているリンク
ぜんぶはだけてぞうげ色
目にした色をまちがった子ども
花ビラがなくなるころまで
ここにはいられない
迷わずにきたはずの道を
どうしておぼえていないのだろう
入った店はみんなまぶしくて
きんぞくたちは みんなまぶしくて
いらっしゃいませの
ルクスの
届かない試着室に
視線を落とせば
落ちている
真昼の闇
そういう闇なら知っている
茶紙に入ったあのこの
さかなのあんこのさかなのあのこの
入り口に降り/続ける
雨はずっとで
ローカル線すら半泣きになる
ミルクレイプがナイフの上で
きっとばらばらになると笑う
ろくでもない日に日に日に増して
いくおくまんねんつ/づくイメイジを
あなたは信じていませんね
ひっぱった てぐすね
はてまであるく 地に足もつかん
ひつじの肉 みたく やわらかく ほほえむ
ぜんぶの いれものに なって
りん しょう している ほう せんか
ことばの みみたぶ すごく つめたい
だい うちゅう しゃわー ひとりぼっち
日めくり かれんな ひと びいと の
打ち 鳴らす 声を こえ ていく
おしゃべりを すく/なく
ちー さな け ついを 繰り返してる
そー ぼくな こころみ もっている
かふんたちは いたいけに
みつばちに まとわりつく
はがれおちる ゆーがたに
葉が暮れ 鉛筆 けずられ つづける
きみは もくざい 燃えちらないと
みんなして円滑
ほだされ みとめる
ほのお しょくだい ろうそく しろく
なくなる なくなっ/ていく
ひびはすぎるひび われはふかく てい へんに したがう
しんにゅうする にゅうす そーす
こだま とうべん やまびこ えこー
ひびくわれる ひびく われる
シャンデリアの ひとりごと
じぶん じしんの みの しろきんを かせぐ まいにち
ふえて へる へって へり うむ
産むんだ/老化
ひとりでもつづけよう
よくぼうのくべつはむつかしい
音がしている いつもわたしは
わたしのなかの
ひらきつづけてる内側の
やさしい きんぞく
すごく つめたい