二日酔い
夏川ゆう
眠っても眠り足りない月曜日二日酔いすら知らない私
旅先で妻が楽しむ顔浮かべ仕事帰りに居酒屋に寄る
今日一人明日も一人なのだろうあなたも一人あなたも一人
山奥の表札のない平屋建てお茶一杯も貰えなかった
必要とされているのかいないのかわからないから孤独を選ぶ
三日月は段々畑に映り込む女性が鏡見るかのように
朝顔の花を数えるお年寄り涼やかな風朝日に光る
音もなく夕暮れになる一日は僕の生き方否定はしない
短歌
二日酔い
Copyright
夏川ゆう
2010-02-05 17:12:03