アスタリスク
靜ト


morning.Zn無


君が2日前に置いていったメモにかかれた、言葉?

*宇宙からのメッセージ

だってさ

夜風が命のないもの達を
動かして、遊んでる

カタカタカタカタカタカタ

窓が鳴って
2日前に君がタイプしてた音みたい このメモを
なんだろう、問い掛けに振り向いていたずらっぽく「秘密」といった君の目が、とても虚無的だった

君とぼくのひそやかな遊びは
2日前から途絶えてる
君はどこかにいったっきり

大人のふりして
震えた両手を隠してたんだ
ぼくも君も
裏切りより信頼に怯えて


モーニング ドット 亜鉛 む?


いたずら好きな君の
最後のあそび?

心を体に同居させられなくて
僕らは奇妙に子供を演じてた


もーにん どっと あえん ない?

もうにどとあえない?


あ、と思ったけど
いつもみたいにくだらないなって苦笑できなかった
それはメモの意味と状況が重なったからではなく
このメモが君とぼくの本性とそっくりな気がして

アスタリスクの注意書きが何かに濡れて歪んでる

*―アスタリスク―小さな星

小さくても輝く星が
二人の宇宙にあるのだろうか
あったのだろうか


自由詩 アスタリスク Copyright 靜ト 2010-02-03 17:14:38
notebook Home