足跡
ミツバチ

雪の上に残る
踏みしめた足跡
一つ増えるごとに
私は素直な心を
取り戻していきます

小さかった手が
だんだんと大きくなるにつれ
大きな愛情から
逃げるように
離れた強がりの私は
必死に一人で
生きているつもりでいて

積み重ねていく日々の中
差し伸べられる温もりに
ありがとう

さようなら

繰り返し
解れていった頑なな心


今なら素直に向き合える
あなたの声が聞きたくて
思い切って掛けた電話には
年月が経っても
変わらない愛情があり
許してくれた優しさに
私は涙を流した



雪の上に残る
踏みしめた足跡
並んで踏みしめる足跡が
一つまた一つと
増えていくたび
私はあなたの偉大さを
思い知るのです


自由詩 足跡 Copyright ミツバチ 2010-02-02 19:19:09
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