半心
朧月
はさみで 心を切り裂いて
あなたに半分あげるから
あなたの 半心くれませんか
どうせ
半分以上 あなたでいっぱいな私の心
あなたの空白は私で
きっと埋まっていないから
見上げる夜の空は
どこまでも深い闇のようで
輝く星も道案内をせずに
黙って遠く見つめてるだけ
月はあたたかいのでしょうか
私 あなたの心がほしいのです
心の点線にそってきってくと
いつかあなたへとたどり着く
それほど あなたに続いてればいいのにって
願う気持ちは 届かない
ゆれてるように見える星たちは
ほんとは泣いてはいないけど
まぼろしなんかじゃない 空にあるから
つかめるまで伸ばします
このつまさきが折れるまで