世界を言葉で殺しにかかる(喉元にのびる手) 無名の、しがらみのない、無名の作品(殺人事件)
ヨルノテガム








世界を言葉で殺しにかかる
(喉元にのびる手) 
無名の、しがらみのない、無名の作品(殺人事件)

一日目、今日で四日目が終わる

三日目、
 お尻をかいてると雨が降り出してくる
  傘をひらくとフワリと
   傘落ちて 人消えた

5時間後、メリークリスマス!
 の音頭の温度が季節外れに感じられ
  勢いくしゃみ吐いた息を吸い込んだ途端
   春ダッタ、そこは春だったの桜の匂い

アスファルト日目、
 皆目見当のつかない虹の行く先
  七色の順番は 右から
   懐中時計、海中小径、快楽後家、
    雷時計、羅針盤、なりきり羅針盤、
   以上で整列している、
  以上で整列していてまぶしい


七年前の未来、にちめ、
 5月だったか6月だったか
  7月だったかもしれない大晦日の夜、いや朝、
   6年前だったかもしれない未来、なんて
  あったのだろうか裏島桃太郎の心労、を
 推し測るに鬼も涙のドライアイスと水ばかり、の
玉手箱の、雰囲気に左右されやすい

 無目的な死と感動、
 幽体離脱してゆく感動の種類、
 感動の呼応、それだけが忘却してゆかないのは
 ナゼだろう日目!

・・・・・・・・・日目・・・・・・・・・・・
・・・舐めてみる・・・・・・・日目・・・・・・
・くちびるを舐めている・・・・・・・・・
・・・・舌を食べ噛みする・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
飲み込めるものが無く 喉がゴクリと動く・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・

 裸の少女の身体へ停泊して浮き、

 少女の浮力は

 死であった

 ポンとそれが投げ出されている

 なんかのイベントかもしれない と

 少女の足を首に巻きつけ締め上げてみると

 キリンの呑気な顔が目線まで降りてきて

 何かをはむ。はんでいる、食欲を眺めつづけるリピートへ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・つづく

6人対4人の日焼けコンガリパーティー そして
コミックバンドのメンバ―に誘われて三味線を渡される
弦がなくて 口でベンベン言う役どころ日目・・・・・
ベンベン・・・・・・・・・・・・・・・ベンベン・・・



○日目、何から数えて○日目かわからなくなる

○日目+1、おいしそうなティッシュペーパ―を見つける、
 ティッシュなロールを輪切りにしてソテーし
  白ソースで香豊かに仕上げる
   デザートもそれで工夫する
 『これは一体、オナニ―なのだろうか?』が
 その日の感想っぽい感想であった


快晴日目、電車に乗っている
 降りる駅がわからない
  電車に乗っている、駅がわからない降りる乗る
   窓から見える
  この大動脈の景色は懐かしい
 列車はいきなり地下へと
潜っていく













自由詩 世界を言葉で殺しにかかる(喉元にのびる手) 無名の、しがらみのない、無名の作品(殺人事件) Copyright ヨルノテガム 2010-01-24 01:37:59
notebook Home 戻る