冬のひかり
吉岡ペペロ
ひかりが冬の風をほどいていた
物かげをみつめながら
たばこの灰を風にながしていた
ふくらはぎには陽があたっている
車にもどることにした
後輪の日なたに雀が
ちょうど三角をつくって跳ねていた
そして、よこへ三羽
仲良く飛んで消えてしまった
また、お便りしてもいいですか
万事はこんな調子です
自由詩
冬のひかり
Copyright
吉岡ペペロ
2010-01-16 18:45:29