旅をする光
吉岡ペペロ
失意で街を歩いていた
白が散る夜を歩いていた
涙で白が小さくぼやけて
リラの花の乱舞のようだった
CGでだれかが
からかってでもいるのだろうか
空をさがした
いのちのなん光年倍の
旅をする光を
永遠を錯覚したかった
白が散る夜を歩いていた
涙で白が小さくぼやけて
リラの花の乱舞のようだった
CGでだれかが
からかってでもいるのだろうか
自由詩
旅をする光
Copyright
吉岡ペペロ
2010-01-15 01:03:26