蒼い炎
弥鈴

しんしんと静かに
静かに舞い降りて
人々を銀世界へと連れてゆく

そんな凍てつく夜に
この胸の想いを
何と詠えばよいのでしょうか

凍てつく様な闇の中
月光を乱反射させながら
尚も静かに燃え続ける

この熱い想いを
何と語ればよいのでしょうか

喩える言葉が
見つかりそうにないから
あなたの瞼に手をそっと
重ねてみましょうね

ただ静かに燃え続ける
この蒼い炎に照らされながら
おやすみなさい

あなた
どうか良い夢を




自由詩 蒼い炎 Copyright 弥鈴 2010-01-13 00:06:21
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