「さみしい」と言ったらわたしは何円で 買われるんだろ、さみしい、さみしい。 深呼吸、溺れてしまう、はやくほしい。 そのぬくもりに名前はないよ。 カプチーノみたいなキスをするときは あなたの睫毛を数えているの ねだるのは蜂蜜の汗、まみれてる 旅の終わりのようなシエスタ 腰骨をさすりながら浮かぶのは いつかあなたとさよならする夜 四ヶ月前から癖になったこと 「シングルベッドの右隅で寝る」 あの人の匂いをわたしにくれるなら 他人のきみを愛してもいい