オヤジノオナカ
仁惰国堕絵師
オヤジノオナカにまたがって
灰色の沼を見下した
鯰が3匹泳いでた
あれは家族と泳ぐさま
オヤジノオナカにまたがって
赤色の空を見下した
水母が13落ちてくる
あれは下僕の墜ちるさま
オヤジノオナカにまたがって
流砂の海に漕ぎ出した
悩む心を捨て去れば
あれはこがねの城のよう
オヤジノオナカは限界で
むらさきの柘榴弾け飛ぶ
割れて弾けたその後は
あれは夢だと通します
紫(し)の肉汁に染まった顔で
あたい純白気取ります
自由詩
オヤジノオナカ
Copyright
仁惰国堕絵師
2010-01-08 16:07:09