インド旅行記17(ダージリン)
チカモチ

久しぶりの晴天でした。山の天気は変わりやすいと言いますが、ダージリンに到着してからはずっと曇り空で、雨に降られていました。
今日は空が青く、雲が白く、景色がくっきりとしています。観光ができる最後の日、こんな天気にありつけてくれたお天道様に感謝しました。

ダージリンといえば紅茶。ということで紅茶園へ。
なかなかの田園風景でした。時期によっては工場見学なんかもさせてくれるようですが、今はお祭りでそれどころではないのでしょうか。全くそんな気配がなく、人気もほとんどありませんでした。

その後は散歩をしたり、お菓子をつまんだり(ダージリンの街ではクッキーやらなにやら、小さな菓子が路上で頻繁に売られています)、お茶を飲んだり。特にトラブルが起きることもなく、ゆっくりと一日が終わりました。

そろそろ夕飯を食べて帰ろうかなと思ってホテルへ向かおうとした時、山々に夕日がさしかかる様子が見えました。それを見たら感極まって泣けてきました。
夕暮れ、山、その中にある村、後ろから聞こえるフェスティバルのステージショーの音楽、歌声。そのコントラストがとにかく最高でした。
嫌なこともあったけど、多分嫌なことの方が圧倒的に多かったけど、でも来てよかった。毎日必死でくたくたに疲れていたけど、とても密度の濃い時間を過ごせた。よくやった、よく頑張った、楽しかった。

年をとると涙もろくなるといいますが本当にそうですね。明日、私は全く種類の異なる涙を流すことになるのですが、それはまた別の話。
チベット料理を食べて帰りました。


散文(批評随筆小説等) インド旅行記17(ダージリン) Copyright チカモチ 2010-01-08 10:16:11
notebook Home 戻る