嵐舞う
あぐり




ごめんねとさよならばかりを繰り返し わたしの傍で疲れて眠る


なんでかな、沼のような沈黙は 全部わたしのせいだと思う


20センチ高いとこから見られると おなかのうえがきゅぅっとするの。


一日に何回も送る好きだよを きみは全部見分けられてる?


出来るだけ遠くへ行こうと午前二時 絡める指が冷たくても良い


嵐舞う夜更けにあなたの腕の中 泣いてるわたしは卑怯、卑怯


眠れずに肥大化してく淋しさを 抱き締めるなんて痛いでしょ、君。





短歌 嵐舞う Copyright あぐり 2010-01-05 15:22:01
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