夜明けのファンタジア
未有花

星が流れる夜明け前
二人は無口になって
遥かな水平線みつめてた
流星尾を引いて空を行く
永遠を信じてここまで来たけれど
夜明けのファンタジア
教えておくれ
二人の夜はいつ明ける

海は小波たてるだけ
竪琴を引くように
夜明けが始まるのを待っている
二人は今心をひとつに
永遠を信じてここまで来たけれど
夜明けのファンタジア
教えておくれ
二人の夢はいつ叶う

月の光が褪せて来る
もうすぐ夜明け前
二人はいつだってその日のために
やさしくいたわって星の中
永遠を信じてここまで来たけれど
夜明けのファンタジア
叶えておくれ
二人の朝は今始まる


自由詩 夜明けのファンタジア Copyright 未有花 2010-01-05 09:55:41
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