昼下がりのつたないモノローグ
りょう

私をヒロインに小説を書くのは
はなれているからでしょうか
そんなあなたの足を
歩いているとき
掃除機でからめたいです

前に言い切りましたよね
みんな命でつながっていて
よりかかることなしに
僕たちはあふれている、と
本気で言ったのでしょうか
私は何を感じているのか
どんな顔をしているのか
自分でも分からなくなりました

あなたはただ
うまれてくる想いを
言葉にせずにはいられず
私に話したのでしょう
不思議な気持ちです
はなれている今
何も確かめようがなくて
胸がモヤモヤしています

いつか
何も考えてなさそうな
あなたの顔を
虫と間違えたと言って
新聞でたたきます


自由詩 昼下がりのつたないモノローグ Copyright りょう 2010-01-01 10:51:38
notebook Home