いつの日にか熟女に
花形新次

あの夏の日の熟女よ

ママの友達よ

透けたブラジャーの色はパープル

狂おしいまでの鮮烈さを残して

どこか遠くへ行ってしまった

さよならも告げずに


あの夏の日の熟女よ

ママの友達よ

冬の寒風に

またひとつ増える年輪

それはあなたの魅力でしかない

僕にとっては


あの夏の日の熟女よ

ママの友達よ

もっと素敵になったあなたに

再び巡り会う日まで

誰にも触れさせはしない

僕の大切なものには



自由詩 いつの日にか熟女に Copyright 花形新次 2009-12-28 21:44:52
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