冬枯れ
都志雄
○ 一羽来て日輪背負いカラス鳴く冬枯れの土手に小用足すとき
○ 風となり枯野駆け往く自転車は赤子の瞳に何を残して
○ オルガンを枯野一面響かせて陽は寒風に反比例して
○ レモンティー飲めば何度も視線合い光る川面のあの日のきみと
○ 約束の三時に行くと君はいて日なたで少しうつむいていて
短歌
冬枯れ
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都志雄
2009-12-27 21:19:18
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