Fィ—リン Hァピィ ワンダ—・・・
ヨルノテガム
車が三角になって走る
首の太い太陽が 時間の想い出の中で
約8つ転がっては過ぎ 人びとのオシリの穴から
『あそびは オワリ』 のうんこ文字が綺麗に出来上がって
出した本人たちがそれぞれに驚きを隠せなかった
(隠したい より 見て見て!の気分) そんなこんなで
一連目はこんな風でオワル
冬の電車内で外を眺めていると
眼下に半ズボンの少年たちが遊んでいる景色が過ぎ ふと
そのひとりが体育で使うような笛をやたら吹いて
笛の音が二度ほどかすかにうるさく聞こえてきた
ほかの少年もほかの誰も気にも止めずに通過していく、
次は 夕暮れ前 夕暮れ前ぇ―
僕と言うときはもう過去である
メモノートを見直していると
「オゾン層殺人事件」と名打たれたページが
全く白紙であった たぶんもの凄く手が込んでるはず
なのだが空白はヤケに大きく広い
流れ星を帽子に帽子に捕まえて
ネットオークションに出したら
買い手は皆 詩人だった 全員に売りつけても
まだ幾らでも宇宙は星を描けた
クリスマスソングが流れてきて楽しくていい曲だなぁと
感じていると ポ―ルマッカ―トニ―だった
お正月を過ぎるまで流れてても いいナ
夜夜は何処何処かに
僕僕を遊ばせる
顔のない人人が
暗闇の光線として錯綜していく
暗闇の光線として錯綜していく
宇宙が地球を懐妊する様に
ワレワレは(宇宙)を人人の反射反射の中で拾い集め
一端を包容し留めようと握り握りする
物物物があふれ そこから創造するものは
やはり宇宙宇宙宇宙の・・・・・
裸の銀河に挿入しようとすると
銀河は収縮して閉じようとする
ブラックホールのような行き止まりを感じる
「僕」は何度も引き返し 遥か遠くから眺め
銀河の背中を撫でる
地球の指輪がヒヤッと銀河をくすぐる
*
子どもが笛を意味なく吹いて
うるさい
でも その意味なくが
僕は 懐かしい