ポロネーズ
ミツバチ

寝ても覚めても
同じ夢を見てるような
そんな気だるい日は
カーテン越しの
光を浴びて

寄りかかる
ソファーは悲しくて
奏でるはポロネーズ
今の気分は
ショパンの「別れ」

目を閉じて
静かな流れを掻き乱す
冷たい指先は
歪んだ水面を作り
ごつごつした底に
思いを沈める

向かいあったあなたの
手は握っていたような
片目は閉じていたような
唇を重ねたような
始めから幻だったような

寝ても覚めても
同じ夢を見てるような
あなたを忘れられない私が
暗くごつごつした底で
歪んだ水面を見上げる


自由詩 ポロネーズ Copyright ミツバチ 2009-12-15 19:08:59
notebook Home