ハンカチ
猫のひたい撫でるたま子
泳げなかったから、浅瀬の透明で安全な海水の浜辺しか知りません。
人に聴いてみると、泳ぐと鼻に塩水が入ってきて辛いとか、それが
喉につまると苦しいとか、それでも遠くのブイまで泳ぎついて、
海の底を見たときの白い砂が舞ってる感じとか、足が冷たくなって
きたとこに急に生温い海水が現われたりするって、そういうことを
教えてもらって描いたハンカチなんです。
自由詩
ハンカチ
Copyright
猫のひたい撫でるたま子
2009-12-13 01:59:31